ナフサ不足の背景 在庫は十分! 現場は品不足?
ニュースで話題になっている「ナフサ」とは、「石油製品の王様」や「化学工業の米」とも呼ばれる、現代社会に欠かせない重要な液体です。
原油を蒸留する際、ガソリンとほぼ同じ温度帯で抽出されるため、日本語では「粗製ガソリン」とも呼ばれます。

現在、このナフサに起因する資材の品不足が深刻化しています。
不可解なのは、政府が「ナフサの国内在庫は十分にある」と発表しているにもかかわらず、実社会の現場では「在庫なし」が相次いでいる点です。
国の見立てと末端の現場との深刻な認識の乖離があります。
◆品不足の理由
国は「日本国内にある総量」を見て「在庫は十分」と言っていますが、現場に行き渡る前の「供給網の目詰まり」が問題の本質です。
・加工の停滞
政府が言う「在庫」の多くは輸入された原油や基礎原料の段階であり、現場で使う「塗料」や「部材」に加工されていません。
・物流の2026年問題
物流効率化の義務化が強化され、工場から現場へ運ぶ「足」が圧倒的に不足しています。・在庫の偏在
先行き不安から資金力のある大手企業が買い溜めに走り、中小業者に品物が回ってこない状態です。
◆実際に起きている主な影響
現在、以下のような深刻な影響が各所で報告されています。
・建設・リフォーム
塗料、接着剤、壁紙などの部材が入荷せず、工期の遅延や中断が相次いでいます。
・自動車・整備
プラスチック部品やエンジンオイルなどの油脂類の供給が不安定になり、修理や車検に時間がかかるようになります。
・日用品・食品
プラスチック容器や包装フィルムの不足・コスト高騰により、製品の値上げやパッケージの簡素化が進んでいます。
・農業・製造
肥料やビニールハウス用資材、梱包用ストレッチフィルムなどの調達が困難になり、生産コストを圧迫しています。
政府が語る「上流(原料)」の数字と、私たちが直面する「下流(製品)」の現実。
この断絶を埋める物流と加工体制の再構築がなされない限り、現場の「在庫なし」という悲鳴を止めることは難しいでしょう。
何だか「米不足」の状況と似ていますね。
価格にも影響が出てくるでしょうし困ったものです。
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