倒木や枝折れの原因になる「クビアカツヤカミキリ」の被害
日本の桜並木や果樹園で被害が深刻化している特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」。
モモやスモモなどの果樹農家にとっては、収獲量の激減や園地の廃業につながる深刻な経済的打撃となり、観光地の桜並木が失われる景観被害に加え、内部が空洞化した枯れ木の倒木や枝折れによる事故のリスクも高まっています。
※特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」は、新潟県内ではまだ確認されていませんが、近隣の群馬県や福島県などで分布が広がっており注意が必要です。
◆見分け方と特徴
体長約2.5~4cmで、体に光沢のある黒色、首元(前胸部)だけが鮮やかな赤色をしているのが最大の特徴です。
サクラ、モモ、ウメなどのバラ科の樹木を中心に寄生します。

◆被害の状況
幼虫が樹木の内側を食べ荒らし、幹の穴から「フラス」と呼ばれる木くずとフンが混ざった固まりを大量に排出します。
食害された木は衰弱し、最終的に枯死します。
◆被害が急増・長期化している原因
高い繁殖力:1匹のメスが数百個の卵を産む
発見の遅れ:幼虫が樹体内で2~3年かけて成長するため、初期の発見が困難
生息域の拡大:成虫の飛翔に加え、被害を受けた剪定枝や木の移動に伴って広がる
成虫を発見した場合は、生きて持ち運ぶことが外来生物法で禁止されているため、その場で踏みつぶすなどして駆除するか、速やかに居住する自治体や環境事務所へ通報してください。
幹から大量の木くずが出ている木を見つけた場合も、早期対応のために連絡することが重要です。
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