過酷アピールは「プロ失格」?  トップの「苦労開示」が引き起こすセルフマネジメントの問い

高市早苗氏がSNS上で明かした「0~3時間睡眠」という極度の過密日程。
国政にかける並々ならぬ情熱をアピールする意図があったと推察されますが、その波紋は思いがけない方向へ広がりました。
◆Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b698f10cc2d8de5693d615f2bcc6ecb3b6a6e4de

 
国内の支持層からは身体を気遣う声が届いたものの、世間からは「重大な決断を下す際の判断力低下」や「業務配分の不備」を懸念する冷ややかな視線が向けられました。
さらに海外主要メディアからも、日本社会に根深く残る過労容認の風潮として取り上げられ、危機管理意識の欠如という厳しい評価を下される事態となりました。

こうした一連の議論が浮き彫りにしたのは、トップに立つ「公人」としての魅せ方の難しさです。
プライベートな人間関係においても、過度に不調や困窮を口にする人物はかえって周囲の不安を誘います。
それと同様に、組織の頂点に立つ者が自身の過酷さを表に出す行為は、親しみやすさではなく「セルフマネジメントの不足」という印象を与えかねません。

かつて持て囃された「不眠不休の美徳」は急速に過去のものとなりつつあります。
現代のリーダーに真に求められるタフさとは、精神論的な我慢ではなく「確実なパフォーマンスを維持し続ける自己管理能力」です。
国の舵取りを担う人物には、個人の頑張りを超えたプロフェッショナルとしての姿が期待されているのではないでしょうか。

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