インフルエンザの知識 「症状」「経過」「風邪との違い」
今日は「インフルエンザの症状」「インフルエンザの初期症状からの経過」「インフルエンザと風邪との違い」をまとめました。

◆インフルエンザの初期症状(発症初日~2日目)
・38℃以上の急な高熱
・強い頭痛
・全身の筋肉痛・関節痛
・激しい倦怠感や疲労感
・喉の強い痛み
・鼻水・鼻づまり
・寒気・悪寒
・吐き気や下痢(特にB型で見られやすい)
◆発症からの経過推移
・感染(潜伏期間):1~4日(平均2日)
ウイルスが体内に入り、まだ症状は出ないが体内では発症準備中。
・発症初日
突然の高熱(38℃以上)、悪寒、頭痛、筋肉痛などが急激に現れる。
一気に体調が崩れるのが特徴。
・2~3日目
症状がピークに達する
倦怠感や関節痛が強く食欲も落ちる。感染力もこの時期が最も強い。
・4~5日目
熱は下がり始めるが、咳や鼻水など呼吸器症状が残る。
少しずつ回復の兆しが見え始める時期。
・6~7日目以降
体力が戻り始める。
咳やだるさが残ることもあるが、無理をせずに休養を続けることが大切。
・学校・職場復帰の目安:
発症から5日以上経過し、かつ解熱後2日(幼児は3日)以上経過していることが推奨されている。
◆風邪とインフルエンザの違い
・原因ウイルス
風邪:ライノウイルス、アデノウイルスなど多数
インフルエンザ:インフルエンザウイルス(A型・B型など)
・発症のスピード
風邪:徐々に悪化(1~2日かけて)
インフルエンザ:急激に発症(数時間~1日以内)
・発熱の程度
風邪:微熱(37~38℃程度)
インフルエンザ:高熱(38~40℃)が突然出る
・全身症状
風邪:軽い倦怠感、頭痛は少ない
インフルエンザ:強い倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛
・呼吸器症状
風邪:鼻水・咳が目立つ
インフルエンザ:喉の痛みや咳はあるが、鼻水は少ないことも
・合併症のリスク
風邪:低い
インフルエンザ:肺炎や脳症など重症化の可能性あり
・治療法
風邪:対症療法(市販薬など)
インフルエンザ:抗インフルエンザ薬(早期投与が効果的)
・予防
風邪:手洗い・うがいなど生活習慣
インフルエンザ:ワクチン接種が有効
発症から48時間以内に抗インフルエンザ薬(タミフル・ゾフルーザなど)を摂取すると症状の重症化を防ぎ、発熱期間を短縮できる可能性があるようです。
インフルエンザか風邪かを早めに判断して(早期に)医療機関を受診するようにしてくださいね。
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