梅雨に増える「見えない脱水」 暑くないからこそ注意したい体調管理
ジメジメとした雨の日が増える梅雨時期。
「熱中症や脱水症は気温の高い真夏の病気」と思っていませんか?
実は、体が暑さに慣れていない6月~7月こそ、本人が気づかないうちに進行する「隠れ脱水」の最盛期なのです。
梅雨時は気温がそこまで高くなくても、湿度が80%近くまで跳ね上がります。
空気が水分で満たされていると、汗が肌から蒸発できなくなり、体内に熱がこもってしまいます。
その結果、喉の渇きを感じないまま、体内の水分や塩分だけがじわじわと奪われていくのです。
特に高齢者は、体内の水分の蓄えている量が少ない上、喉の渇きを感じるセンサーが鈍くなっています。
さらに、トイレの回数を気にして水分を控えてしまう方も多く、ご家族が気づいた時にはぐったりしているケースも少なくありません。

梅雨の脱水対策で見るべきは「室温」ではなく「湿度」です。
部屋が暑く感じられなくても、湿度が60%を超えていたら迷わずエアコンを「除湿(ドライ)」に切り替えましょう。
これだけで汗の蒸発が促され、体温調節がスムーズになります。
水分補給は、喉が渇く前に「コップ半分をこまめに」が鉄則です。
もしお水やお茶を嫌がるなら、無理に飲ませようとせず、スイカやゼリー、朝食のお味噌汁など「食事から水分を摂る」工夫も効果的です。
もし日常のなかで、「尿の色がいつもより明らかに濃い(ウーロン茶のような色)」「水分をどうしても受け付けてくれない」「なんとなく元気がなく、トロンとウトウトしている」といった異変を感じたら、決して様子見をせず、すぐに訪問看護師やケアマネジャー、主治医へ連絡してください。
医療・介護のプロが、点滴の検討やご本人の好みに合わせた水分補給のアドバイスなど、ご家族の介護負担を減らすためのお手伝いをします。
ジメジメと不快な日が増える梅雨時期、「早めの除湿」と「こまめな水分補給」で、大切なご家族の健康を守っていきましょう!
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