『勤労感謝の日』とブラック企業について考える
毎年11月23日は「勤労感謝の日」。
この祝日は、戦後に制定されたもので、もともとは「新嘗祭(にいなめさい)」という収穫を祝う宮中行事が起源です。
「その年の実りに感謝し、自然や人の営みに敬意を表す日」として受け継がれてきました。
働くことは、人生において価値ある営みです。
この日には、働く誰かに「ありがとう」と伝えてみたり、自分自身をねぎらってみるのも素敵な過ごし方ですね。
ただし、「働くこと」が尊い一方で、「働く場所」の選択は非常に重要です。
もしブラック企業に勤めてしまえば、精神的にも肉体的にも大きな負担を強いられることになります。

●ブラック企業の主な特徴
以下は、ブラック企業に見られる典型的な特徴です。
複数当てはまる場合は、就職・転職の際に慎重な判断が求められます。
1 長時間労働・残業代未払い
定時退社がほぼ不可能で、残業代が適正に支払われない。
2 異常な離職率
常に求人を出しており、社員の入れ替わりが激しい。
3 パワハラ・モラハラの蔓延
上司からの精神的圧力や暴言が日常的に行われている。
4 不透明な給与体系
基本給が低く、手当などで実態を隠している場合がある。
5 有給休暇が取得しづらい
制度はあっても、実質的に休みにくい雰囲気がある。
6 不自然な採用活動
面接で圧迫的な態度を取る、内定を急がせるなどの傾向。
7 閉鎖的な社内コミュニケーション
意見が言いづらく、風通しが悪い職場環境。
8 ノルマ至上主義
過剰な目標設定により、精神的に追い詰められる。
9 乏しい福利厚生
交通費程度しか支給されず、制度が整っていない。
10 曖昧な求人票の記載
「アットホームな職場」など抽象的な表現が多く、実態が見えづらい。
働くことは生きる上で欠かせないものですが、働く環境の選択も同じくらい大切です。
気になる企業があれば、『口コミサイト』や『行政指導の履歴』なども確認してみるとよいでしょう。
自分を守るための情報収集も、立派な「勤労への感謝」の一歩かもしれませんね。
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