介護福祉士試験の「パート合格」制度
2025年度(令和7年度)から、介護福祉士国家試験に「パート合格」制度が新しく導入されます。
これは、介護の現場で働く方々、特に訪問介護士にとって資格を取りやすくなるチャンスです。
これまでの試験では、もし一部の科目が苦手でも、すべて最初から勉強し直す必要がありましたが、この新しい制度では、試験が3つのパートに分かれるため「効率的」に学習を進められます。
介護福祉士の筆記試験は、以下の3つのパートに分かれます。
(1)パートA:基礎知識(理念・制度・技術)
このパートは、介護の仕事の基本となる知識が中心です。
●内容
・介護の考え方やルール
・日本の介護保険制度
・利用者とのコミュニケーションの基本
・食事、お風呂、排泄など、日々の生活をサポートする技術
(2)パートB:専門知識
、介護を受ける方々の体や心の状態、様々な病気や障害に関する専門知識を学びます。
●内容
・高齢者の心身の変化
・認知症や障害の種類と特徴
・基本的な医学の知識や、医療的ケア(喀痰吸引、経管栄養など)
(3)パートC:応用問題
これまでの知識を使って実際に介護の場面でどう活かすかの応用力が問われます。
●内容
・介護過程:利用者に合わせたサポート計画の立て方や評価の仕方。
・総合問題:実際の介護の事例を見て、複数の知識を組み合わせて正しい判断をする問題。

【新制度の特徴】
初回受験の際は、まず3つのパートすべてを受験しますが、この時に全部のパートで合格できなくても、合格基準を満たしたパートは2年間有効になります。
「苦手な部分を集中して勉強できる」「スケジュールを立てた受験ができる」というメリットが生じます。
この制度を活用すれば、介護福祉士の資格取得がより現実的な目標になりますね。
※詳細については下記サイトにてご確認ください。
◆「社会福祉振興・試験センター」
https://www.sssc.or.jp/kaigo/info/info_part.html
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