『はる』について
『はる』という名の由来
🌸『はる』=『HaL』
『H』→Heart(心) 『a』→and 『L』→Liberal(偏見にとらわれない)
【この偏見にとらわれない心】
すなわち全ての人々が偏見にとらわれず安心した地域で生活するといった意味を込めて。
🌸『はる』→『春』
精神疾患の症状は個々、様々に違いがあり、それに対する障害も違いがあります。
日々症状の波もあり、日内の変動もあります。
このように常に波がある精神疾患に対応していく中で、ある患者さんがこんなことを言っていました。
『春(はる)穏やかだな。久しぶりに落ち着いてるよ。』
気温も天気も心地よい、そんな桜の下。慌ただしくしていた私もなぜかホッとしたのを覚えています。
『・・・もしかしたら、春そのものが一番の特効薬なのかも。』
そんな時を思い出して、『春』→『はる』というネーミングにしました。
精神障害のある方々がホッと安心できる・・・そんな訪問看護ステーションになりますように。
🌸『はる』→『治』
治るという言葉は、もとの良好な状態に戻る。良好な状態に改まる。罪が許される。
このような意味があるそうです。
精神科にとっての『治る』は、『病気が、というよりもその個々の障害が良好な状態に改まること』が優位と感じています。
『治』→『はる』の訪問看護を通じてご利用者様が安心した生活が送れる。このような意味も込められています。
『はる』の精神科訪問看護について
精神科訪問看護の本質
精神科訪問看護で何ができるの?
よく質問されるキーワード。実際に説明しても自立の援助、生活の支援、このような言葉を使って説明しますね。
ご利用者様やそのご家族は専門的なことを言われてもなかなか理解できないのが事実。
何故かというと、実は説明する側にとっても、精神科訪問看護は支援や援助含め、サービス提供の方法が多い為、説明しにくい。これも事実です。
この意味を解くと、ご利用者一人ひとり個別性があり、支援も援助もその人にとって必要なものが違う。その分、援助の方法や仕方も様々。
これこそが、精神科訪問看護の実際となります。
精神科の症状も一人ひとり違いますし、人の性格や環境、それぞれ違います。
その為、スタッフもご利用者様も互いを理解する。信頼関係を作る。このことから精神科訪問看護はスタートします。
ご利用者様からすると、訪問看護師がきてお話しして何かしらのサービスを行って帰るんだろう。
そんなイメージしかないのかもしれません。でも実際はもっと難しくて、未来にタイムスリップしないとわからないものなのかもしれません。
我々『はる』が思う、精神科訪問看護は『はる』とご利用者様が一緒に『こうなりたいな』『これをやってみたい』にむかってゆっくり歩んでいく。
そのために、信頼関係を作り、お互いが理解し合う、ここが重要となります。
逆にこの信頼関係がないと、精神科訪問看護の質も意味もなくなってしまいます。
『はる』にとってこの信頼関係作りは大切であり、精神科訪問看護にとって重要なものです。
この信頼があってこそ、質と意味のある支援や援助に繋がっていくもの。
これが、精神科訪問看護の本質と考えています。
『はる』の地域貢献について
地域連携と地域の信頼関係
精神科訪問看護において、『はる』は、ご利用者様のとの関係性と同時に地域の支援者様同士の関係・連携も大切なことと考えております。
地域で精神障害の方々を支えること、精神障害の方々が安心して暮らせる地域を。
そういった地域連携を我々『はる』は推進しております。
カンファレンスや面談、相談、このことがご利用者様への質のある援助となり、なによりも関係者同士の信頼関係作りにも繋がります。
この『地域連携』の質の向上と、意味のある地域支援。その為に支援者、関係者のコミュニティ作りにも力を入れております。
地域の架け橋としても、『はる』は貢献に努め、障害のある方が安心して暮らせる地域作りに貢献致します。