肥満症治療薬 健康リスクを下げるために「医療機関への相談」は必須!

近年、肥満症治療において画期的な新薬が登場し、注目を集めています。
主に「GLP1受容体作動薬」と呼ばれるクラスの薬剤が中心です。

▼GLP1受容体とは?
GLP1受容体とは「食事を取ると小腸から自然に分泌されるホルモン」のことです。

▼効果
・インスリン分泌するよう膵臓に命令する。
・血糖を上げる「グルカゴン」の分泌を抑制する。
・脳に「満腹」というシグナルを送る。
・胃の動きをゆっくりにして食欲を抑える。

具体的な効果は?
・体重減少:5~15%以上の減量が期待できる。
・血糖管理HbA1cを大幅に改善する
・心血管イベントのリスク低下。
・血圧・脂質改善効果あり。
2005年頃から2型糖尿病の治療薬として登場し、使用していた患者に体重減少の効果が確認され、その後、肥満症治療薬としても承認されるようになりました。

▼保険適用
・糖尿病治療:保険適用あり
・肥満症治療:一定条件を満たせば適用。
 ※BMI 35以上、またはBMI27以上+高血圧・糖尿病などの合併症ありで保険適用。
・ダイエット目的:保険適用外(自費診療)
「体重減少5~15%以上の減量が期待できる」「血糖管理HbA1cを大幅に改善」「心臓保護心血管イベントのリスク低下」「血圧・脂質改善効果あり」などの大きなメリットがあるようです。
体重に不安を持つ人には『魔法の薬』のようですが、リスクもあります。

▼健康リスク
・よく見られる副作用(10~40%の患者に発現)
(消化器系)
 吐き気・嘔吐
 下痢・便秘
 腹部膨満感
 胃もたれ・消化不良
・重篤な副作用(まれだが注意が必要)
 急性膵炎
 胆嚢・胆管疾患
 甲状腺C細胞腫瘍
 腎機能障害
・精神・神経系の副作用
 うつ・不安感の悪化(FDA(米食品医薬品局)が調査中)
 自殺念慮(ごくまれに報告(因果関係は未確定))
 疲労・倦怠感
 頭痛・めまい
・代謝・内分泌系
 低血糖
 筋肉量の減少
 心拍数の増加
・長期使用での懸念
 体重のリバウンド(70~80%の患者で報告)
 栄養不足
 骨密度低下

「手軽に痩せられる」と簡単な話ではありません。
使用するべきか使用が可能か、副作用のリスクも考えて(安全な使用は)医師への相談が大前提です。

使用中も自己判断は厳禁、不安を感じたらすぐに医療機関へ相談してくださいね。
健康のために健康のリスクを負うのは間違いです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です