慢性的な疲労や気分の落ち込みへとつながる『冬バテ』
『夏バテ』は暑さで体力を奪われる不調ですが、寒い季節にも似たような現象があります。
それが『冬バテ』。
寒さや生活リズムの乱れによって自律神経やホルモンのバランスが崩れ、じわじわと体調に影響を及ぼします。
「なんとなく調子が悪い」と見過ごされがちですが、放置すると慢性的な疲労や気分の落ち込みへとつながることもあるため注意が必要です。
■主な症状
・気分の落ち込みやイライラ
・不眠、眠りの浅さ
・頭痛・肩こり・めまい
・胃腸の不調(食欲不振、便秘、下痢)
・免疫力の低下による風邪の頻発
■原因
・日照不足:セロトニン分泌が減り、気分や睡眠に影響
・寒暖差:屋内外の温度差で自律神経が乱れやすい
・生活リズムの乱れ:年末年始の忙しさや運動不足が拍車をかける
・栄養不足:ビタミンDやB群の不足が疲労感や免疫低下を招く
■対策
・規則正しい生活:睡眠時間を一定に保つ
・軽い運動:散歩やストレッチで血流を促す
・栄養バランスの良い食事:特にビタミンD・B群を意識
・日光浴:朝の光を浴びて体内時計をリセット
・体を温める工夫:入浴や温かい飲み物で冷えを防ぐ

冬は「寒さに耐える季節」ではなく「心身をいたわる季節」。
生活習慣を整え、体を温める工夫を取り入れることで、『冬バテ』を防いで健康に過ごすことができます。
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