お財布に黄信号? 卵の値上がりが続く!
本年に入り、卵の販売価格は上昇を続けています。
東京の市場では、LLサイズの取引指標が1キログラムにつき320円台から360円台の水準に達し、依然として高い価格帯で推移中です。

値上がりの理由は複合的です。
【鳥インフル感染拡大】
2024年秋から翌年初めにかけ、全国で約841万羽もの産卵用の鶏が処分対象となり、市場への供給量が激減しました。
【えさ代の上昇】
ウクライナでの紛争や為替の円安進行により、海外から仕入れるトウモロコシや大豆かすといった飼料の価格が上がり、生産者の負担が重くなっています。
【異常な暑さ】
2025年は記録的な高温に見舞われ、鶏の産卵ペースが鈍化。供給の安定性がさらに損なわれました。
かつて「家計の味方」として親しまれた卵ですが、今や飲食店やスイーツショップも価格改定に踏み切らざるを得ない状況です。
こうした中で脚光を浴びているのが、卵を使わない食材です。
◆代わりになる食材いろいろ
○ひよこ豆の煮汁(アクアファバ)
・原料:ひよこ豆を煮た際の液体
・特色:泡立ちが良く、メレンゲの代用として有効
・使い道:メレンゲ菓子、マヨネーズ、焼き菓子全般
○つぶした果物(バナナ・りんご)
・原料:熟した果実
・特色:自然な甘みととろみがあり、お菓子作りに適する
・使い道:パンケーキ、マフィン、ケーキ類
○豆腐
・原料:大豆製品
・特色:しっとりした仕上がりが得られる
・使い道:炒り卵風、ケーキ生地、キッシュ
○植物由来の液状卵
・原料:大豆やえんどう豆由来のたんぱく質
・特色:本来の卵に近い風味と質感
・使い道:オムレツ、炒めもの、パン生地
○発酵技術による卵白
・原料:酵母や微生物由来のたんぱく質
・特色:卵白の働きを模倣し、栄養面でも優秀
・使い道:お菓子、パン、プロテイン食品
このような代替素材は、ヴィーガンやアレルギー対応としてだけでなく、環境負荷の軽減やコスト面でも関心を集めています。
今冬に鳥インフルの流行が抑えられれば、2026年春以降に供給体制が戻り、夏ごろには価格も安定する可能性があります。
ただし、年末年始のケーキやおせち料理は「高値での購入」を覚悟した方がよさそうですね。
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