「水ぼうそう」の流行
全国的に「水ぼうそう」の患者数が増加傾向にあるようです。
▼確認されている地域的な流行
埼玉県:5月16日、「水ぼうそう」の流行注意報を発令。
川崎市:4月30日、「水ぼうそう」の流行発生警報を発令。
沖縄県:3月7日、「水ぼうそう」の流行注意報を発令。
東京都大田区:4月21日~4月27日の週に「水ぼうそう」の報告数が大幅増加。
群馬県富岡・甘楽地域:昨年11月時点で「水ぼうそう」が流行。
「感染力インフルエンザやコロナより強い」といわれる「水ぼうそう」。
「水ぼうそうワクチン」を1回接種した場合、「水ぼうそう」にかかるリスクを80~85%減らしますが、最近増えたのは接種者が減っているからでしょうか? あるいはウイルスが強くなったから?
そのあたりは不明ですが「何らかの理由」はあるのでしょうね。

症状について説明します。
●初期症状(発疹が出る前)
・軽い発熱(37~38℃程度)
・倦怠感
・食欲不振
・頭痛(まれに)
風邪の初期症状と似ているため「水ぼうそう」だと気づかないことも。
●主症状(発疹期)
(1)最初は赤い小さな斑点として発疹が現れます。
(2)数時間から半日ほどで、中央が少し盛り上がった小さな水ぶくれ(水疱)になります。
(3)水疱は破れやすく、その後かさぶたになります。
(4)発疹は全身に広がり、特に顔、頭皮、胸、背中に出やすいです(手足や口中、陰部にも現れることもあります)。
発疹時は強いかゆみを伴います(かきむしると細菌感染を起こすことがあるため注意)。
●経過
発疹は3~5日程度新しいものが出続け、その後はかさぶたになっていきます。
すべての発疹がかさぶたになれば、感染力はなくなるとされています。
一般的には、7~10日程度で治癒します。
●合併症
「細菌感染」「肺炎」「脳炎・髄膜炎」「帯状疱疹」などの合併症を引き起こすことがあります。
●注意点
妊娠中に初めて「水ぼうそう」にかかると胎児に影響が出る可能性があります。
免疫力が低下している人は「重症化しやすい傾向」があります。
「水ぼうそう」と思われる症状が現れた場合は、自己判断せずに早めに医療機関を受診してください。
その際は、医療機関に「水ぼうそうの疑いがあること」を伝えましょう。
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