介護の三原則
介護の三原則といわれるものがあります。
介護する人にとって、高齢者や障碍者の尊厳を尊重し、自立を支援するための基本的な考え方です。
〇生活の継続性
高齢者が、できる限り住み慣れた環境で、これまでと変わらない生活を続けられるように配慮すること。
環境の変化を最小限に抑え、生活リズムや習慣を尊重することが大切です。
〇自己決定の尊重
高齢者自身が、自分の生き方や暮らし方を自分で決められるように支援すること。
介護者は、その決定を尊重し、可能な限り支援することが求められます。
〇残存能力の活用
高齢者ができることを奪わず、残された能力を最大限に活用できるように支援すること。
過剰な介護は、かえって能力の低下を招くため、必要なサポートに留めることが重要。

これらの原則は、高齢者が自分らしく生きるために介護者が常に意識すべき基本理念です。
ただ、人員不足により利用者に十分な時間をかけられない状況にある場合、生活の継続性や自己決定を尊重した介護、残存能力の活用が難しくなります。
介護の専門知識や技術不足により適切な介護ができない場合、介護保険制度の制約や施設の設備、人員配置などが三原則を阻害する場合もあります。
気持ちと現実の齟齬を無くせる(減らせる)ように、介護現場だけでなく社会全体で取り組む必要があります(自分の将来のための取り組みでもありますよ)。
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