訪問介護におけるハラスメント

訪問介護では、職員が利用者の自宅に一人で訪問するため、閉鎖的かつ密室性が高く、ハラスメントが起こりやすい環境にあります。

●種類と具体例
・セクシャルハラスメント(性的言動・身体接触など)
 利用者が下着姿でうろつく、身体を触る、性的発言をする
・パワーハラスメント(威圧的態度や暴言など)
 「お前は使えない」「来るな」などの暴言や怒鳴り声
・モラルハラスメント(精神的な攻撃・無視など)
 挨拶しても無視、人格否定の繰り返し
・経済的ハラスメント(金銭の貸し借りや物品要求)
 利用者家族が「弁当買ってきて」などと無理な依頼

訪問介護でのハラスメントは、個人の我慢で済ませるべき問題ではありません。
職員側は、記録の徹底(日時・内容・言動など)、問題発生時にはすぐに上司・責任者へ相談すること、身体的接触・密室状態になりすぎないような対策をとる必要があります。
労働環境を踏まえた、組織的な対策と相談体制の整備が不可欠です。

ハラスメント被害の経験ある人も多いと思います。
職員同士でも(こんなことがあった)と報告し合うようにして「情報の共有」をしてくださいね。

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