これも「墜落分娩」?
「墜落分娩」。
耳慣れない方もいらっしゃるかもしれませんね。
これは、医療機関ではない場所で、急に、そしてあっという間に赤ちゃんが生まれてしまうことを指します。
自宅のトイレや、移動中の救急車の中、あるいはもっと予期せぬ場所で命が誕生する――そんなニュースを目にすると、「まさか、そんなことが?」と驚く方もいるでしょう。
特に男性からすると、「そんなに簡単に産めるものなのか」と、その現象そのものが信じられないかもしれません。
一方で、世の中には難産で大変な思いをするお母さんもたくさんいますから、「あっという間に生まれるなんて、ある意味羨ましい」と感じる人もいるかもしれませんね。
しかし、墜落分娩が母子双方にとって大きなリスクを伴うことは、忘れてはならない事実です。
適切な妊婦健診と、計画的な出産がいかに大切か、改めて考えさせられます。
さて、なぜこんな話をしているかというと、実は身近で「墜落分娩」ならぬ「墜落出産」が起こったからです。
近所の1歳にも満たない若い野良猫が、よりによって我が家で4匹の子猫を産み落としたのです。

「図々しいにもほどがある!」と思いつつも、一時的に家の中で世話(保護)を始めることに。
3歳の飼い猫は、「俺の子ではない」と子猫たちから距離を置き、非常に迷惑そうな顔。
これもある意味「墜落出産」と呼べるかもしれませんね。
人間は、妊娠が分かればすぐに産婦人科を受診し、定期的な健診を受け、分娩計画を立てます。
ですが、動物の場合はどうでしょうか?
ペットを飼っている人は多いですが、愛犬や愛猫の出産を動物病院で立ち会ってもらったり、定期的に妊娠中の検診を受けさせたりする人は、果たしてどれくらいいるのでしょうか。
今回の猫の墜落出産(?)。
授乳期が終われば、この4匹の子猫たちの新しい飼い主を探さなくてはなりません。
可愛いのは確かなのですが、なかなか大変な作業になりそうです。
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