和風月名『文月(ふみづき)』

旧暦の7月は「文月(ふみづき)」という名前で知られています。
この「文月」という言葉の由来、気になりませんか?
昔は暑中見舞いを送るのが一般的で、郵便サービスもなかった時代です。
そのため、相手に届くまでに時間がかかるため、今の頃合いから暑中見舞いを書いて送る習慣があったため「文月」と名付けられた…というのが私の考えですが違うようです。

有名な説のひとつは、「文披月(ふみひらきづき)」が短縮されたというものです。
七夕の時期と関連して、手紙を書くことや短冊に願いを記す、1s6または詩や歌を詠むといった「文(ふみ)をひらく=文字や想いを紡ぐ」機会が増える季節だったという理由が挙げられます。
もう一つの説は、「穂含月(ほふみづき)」が変化したという説です。
稲の穂が実を結び始める季節が訪れ、「自然の恵みに感謝する」という意味が込められていたようです。

現代人に「今月は文月ですね」と言っても、多くの人は(旧暦の月の名前ですね)くらいにしか思わないでしょうが、月を和風の名で呼ぶ「和風月名」、文月をはじめとして、どの言葉にも風情を感じる素敵な(カッコいい!)名前ではないですか?

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